太陽電池

電気的エネルギー

太陽光発電イメージ 太陽電池は光から電力、即ち電気的なエネルギーを発生します。
光はエネルギーを持っており、真夏の正午の太陽光は1平方メートルあたり約1KWものエネルギーを持っています。
太陽の光に当たった道路のアスファルトは熱くなりますが、これは太陽光のエネルギーがアスファルトに吸収され熱に変わっているのです。
しかし、アスファルトに吸収され熱になったエネルギーは、周囲の物や空気に伝わって散逸してしまいます。
一方太陽電池の場合は、太陽の光のエネルギーを吸収して電気的なエネルギーである電力に変換することで、せっかくのエネルギーが熱に変わってしまう前に、 電力として有効活用をするのです。

半導体

この仕掛けには、身の回りの電子機器にも使われている「半導体」を利用しています。 光から電力への変換は、直接的かつ瞬間的に行われます。 このため光が当たっている時にしか発電しておらず、また乾電池などのように蓄電する機能もありません。 しかしその代わりに蒸気や化学反応、回転運動などを使う必要がありません。 燃料を使わないため排気ガスや燃えカスも出ず、太陽の光さえあれば発電可能なエコロジーなのが太陽光発電なのです。 太陽電池を一言で表すのなら、半導体を利用して光のエネルギーを直接的に電力に変える物ということになります。